2013年5月29日水曜日

フォルクスワーゲン ゴルフⅤ(GH-1KBLX)A/Tバルブボディ交換+コントロールアームブッシュ交換作業

T 様のフォルクスワーゲン ゴルフ5(GH-1KBLX)がA/Tのシフトショック症状に困り、修理入庫となりました。
まずは実走行をして状況確認。その後、診断機に接続しオートマチックにエラーフォルトが入っているか確認します。

この車両の症状はエンジン始動後20分程度走行しエンジン&オートマチックが温まってくると変速の際に大きな「ドン」という衝撃が出ます。その後シフトを「P」→「R」に動かした際にも同様の衝撃が出てました。




※この車両のオートマミッションでシフトショックが出てしまうとATFオイル交換をしても改善する事は無いので早急にバルブボディの修理が必要です。シフトショックが出たまま長期乗ってしまうとトルクコンバーターのクラッチが壊れてしまいミッション本体の交換が必要になって高額な修理金額になります。
バルブボディを付け替えるには決まった締め付けトルクがあるので気を付けなければなりません。

もちろんボルト類はすべて新品部品交換が決められています。






今回作業リフトに上げて車両確認をするとコントロールアームのリア側のブッシュに亀裂が入っている事を発見!!

ここが完全に切れてしまうとステアリングを回したり、ブレーキを踏んだ時に異音が発生したり、ハンドルにブレたりしてとても危険な状態になるので交換させてもらいます。




もちろん左右のブッシュを交換します。

※そろそろゴルフ5も年式的にこの部分のゴムが経年劣化で痛んでくるので交換をお奨めします。






作業終わり、試運転しましたがシフトショックは無くなり快適に走行する事が確認できました。またコントロールアームブッシュを交換したことにより、ハンドルを回した瞬間の車の動きが変化したことも確認できました

T 様、ありがとうございました。次回はライト関係のリフレッシュですかね?お待ちしております。




※このA/Tトラブルで多い車種としてはゴルフⅤ、ニュービートルカブリオレ、ゴルフトゥーランなどの6速オートマチックを積んだ車両です。その他のメーカーではAUDI A3、BMW MINIのクーパーSのA/Tも同様のトラブルがあります。当店ではAUDI、BMW MINIの修理も可能ですのでご相談下さい。

※VW,AUDI,BMW等の中古車をお探しの方、点検・修理・カスタム・車検でお困りな方は Voice にご相談下さい 。