I 様のフォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(GH-1TBLX)がオートマチックのシフトショックに悩まれて入庫しました。
お預かりしてまずは現状確認の為、試運転してみます。
エンジン始動後の冷間時にはA/Tのシフトショックは出ません。
ですがエンジン始動から30分程度走行するとA/Tのシフトチェンジの際にシフトショックが発生する事が確認できました。
このパターンはA/Tバルブボディの故障ですね。
画像はA/Tのオイルパンを外してATFストレイナーを外した時の画像です。
見た目では分かりませんが、バルブボディについているソレノイドバルブが故障していました。
外したA/Tオイルパンの底には黒いスラッジがビッチリと付いていたので綺麗に清掃して組み付けます。
※A/Tのバルブボディを組み付ける際は新品のボルトや決められたトルクで締め付けるなどの色々な手順があるので専門店での作業をお奨めします。
A/Tバブルボディ交換後は新品のATFフィルター、診断機を使用して決められたATFオイル量を入れて完了です。
※このA/Tトラブルで多い車種としてはゴルフⅤ、ニュービートルカブリオレ、ゴルフトゥーランなどの6速オートマチックを積んだ車両です。その他のメーカーではAUDI A3、AUDI TT、BMW MINIのクーパーSのA/Tも同様のトラブルがあります。当店ではAUDI、BMW MINIの修理も可能ですのでご相談下さい。
一緒にエンジンオイル&フィルターも交換します。
ドレンボルトも何回も使い回ししていた状態だったので、こちらも交換させてもらいました。
ドレンボルトも定期的な交換を奨めます。
使用したオイルはFUCHS 5W40 です。欧州車には最適なオイルです。
A/Tバブルボディ交換後は時間が経ってもA/Tのシフトショックが出ないことを確認できました。
スムーズに変速します♪
I 様、ありがとうございました。
※VW,AUDI,BMW等の中古車をお探しの方、点検・修理・カスタム・車検でお困りな方は神奈川県横浜市の Voice にご相談下さい。