Y様から電話で故障症状を聞くと、エンジンオイルの警告灯が点灯やオーバーヒートの症状などなど。。
ちょっと通常走行は危険なようなので今回は積載車での引取りとなりました。
実は引取りに行くまでは、「電動ファンなどの故障かな?」と軽い気持ちでしたが、引き取ってきて車両確認してみるとちょっと絶句してしまいました。。。。。
確認すると、本来冷却水が入っているはずのラジエタータンク内にエンジンオイルが入り込んで冷却水と混ざり完全に乳化してます。。。。
しかもその乳化した液体が冷却ラインに入り込んで詰まってしまい冷却液が循環しないのでオーバーヒートしてしまっていました。
画像はロアホースから冷却液を抜いてみた状態ですが、酷いデス。。。。。
これはキツイ。。。
Y様に来店してもらい、現状確認してもらいます。
通常であればエンジン脱着&洗浄、ラジエター、ヒーターコア、冷却ライン等を脱着&洗浄などなど。
ですが、この作業をマジメにやるとビックリする程の請求金額になってしまうので悩みます。
Y様とも相談させてもらい、最後の手段で冷却液の中に「魔法の液体」を注入させてもらいます。
「魔法の液体」で油を分解し、詰まった冷却ラインを取り除き、その他の部分も綺麗にしようという作業に合意してもらいました。これでダメらな廃車。。。。という覚悟で作業させてもらいました!
まずは冷却水とエンジンオイルが混ざってしまう原因の箇所を探します。
原因はオイルクーラーでした。見た目は分かりませんが中のガスケットが飛んでしまっているようです。これのお陰で水とオイルが混ざってしまってました。
その後、「魔法の液体」を注入してエンジンが掛けて冷却水を循環させます。
まずは数回の入れ替えで冷却ラインが開通して水が循環するようになりました!!!やったー
その後何度も冷却水&と魔法の液体の入れ替えをして、若干水っぽくなってきました(画像写真)
作業を始めて1週間。。。毎日他の作業で手が空いたら同じ作業の繰り返しをしてると、、、、
クーラントタンク内の冷却水が乳化していない液体に戻りました。
良かった~♫
その後も不安だったので、何度もロードテストして冷却水が乳化しないことを確認します。
無事作業完了です。
一時は次の車両は何にしようかとY様と盛り上がってましたが、もうしばらく乗って下さい(笑)
Y様、ありがとうございました。