ホームページから「修理」のお問い合わせいただいていたM 様のフォルクスワーゲン ゴルフGTi(GF-1JAGU)です。
車両は数年前に中古で購入したようですが、以前の修理記録がほとんど無かった為、まずは車両点検させてもらいました。
まずは当初依頼があった修理箇所を点検させてもらいましたが特に問題は無かったのですが、その他の箇所に幾つか不具合がある事を発見。
幾つか修理が必要な箇所はありましたが、一番の問題はタイミングベルトです。この車両の年式、走行距離を考えるとすでに交換されていてもおかしくないのですが、交換履歴、交換した形跡が無いのでその事をM様にお伝えし、交換させてもらうことになりました。
予想していたとおり、タイミングベルトを外して、ウォーターポンプを外してみるとフィンの1部分が欠けていてちょっと触ってみるとボロボロと砕けてしまいました。
これが走行中に起きると冷却水が回らなくなって、オーバーヒートしてエンジンが壊れてしまいます。
M様、危なかったですね!!
※今までゴルフ4、ニュービートル等でタイミングベルトが切れた事は聞いたことはありませんが、ウォーターポンプが壊れてエンジンが壊れてしまった事例は何度も聞いていますのでまだ交換されていない方は気を付けてください。
ディバーターバルブを確認するとホースが繋がる部分に接着剤かなにかで固めて補修?している事を発見。
前のオーナー?車屋さん?誰がやったかはわかりませんが、このようないい加減な作業は全く理解できませんね。
M 様に確認してもらい、当店で在庫していた良品の中古品に交換させてもらいました。
スパークプラグもおそらく一度も交換した形跡がないので交換させてもらいました。
BRISK DOR14LGS を使用します。
(装着したお客様にも好評なスパークプラグです!)
今回の交換部品は強化タイミングベルト、リブドベルト、テンショナー、油圧オートテンショナー、サーモスタット、サーモパイプホース、ウォーターポンプ、ディバーターバルブ、オイルフィルター、エンジンオイル(FUCHS 5W40)、スパークプラグ(BRISK)、LLC(冷却水) でした。
これでしばらくは安心して乗れると思います。
M様 ありがとうございました。
※VW,AUDI,BMW等の中古車をお探しの方、点検・修理でお困りな方は Voice にご相談下さい 。